イベントのご紹介
文化レベルがどのような感じなのか、伊那の人はどんな気質かなどを皆様で感じ取ってください。
伊那は歴史深いゆえに、大小さまざまなお祭りがあります。
また町おこしの意味から、戦後休止していたお祭りが数多く復活している事も昨今の特徴です。
伝統行事から、近年のイベントに至るまで、代表的なものをご紹介します。
~冬~
高遠だるま市・鉾持神社のだるま市(高遠町西高遠)
例年2月11日
天候の安定と豊作を祈願するお祭りで、農閑期のこの時期に行なわれます。
高遠町の参道は出店で埋まり、「福だるま」を買い求める人で賑わいます。
商店街には「にわか人形」なるものが登場して祭りを盛り上げます。
伊那市観光協会ホームページ
~春~
春の高校伊那駅伝(伊那市陸上競技場~市街地コース)
毎年3月下旬の日曜日
春の高校伊那駅伝は、3年生が抜けた1・2年生の新チームが健脚を競う大会です。
昨年の全国大会出場校が多数出場するレースであり、春の高校日本一を決める頂上決戦として大きな駅伝大会となりました。
高遠城址公園さくら祭り
4月上旬~下旬。
天下第一の桜と呼ばれる、高遠城址公園のタカトオコヒガンザクラ。桜の開花時期の1ヶ月間に行なわれ、
日本全国から昼夜問わず多くの観光客を迎えます。
高遠さくら祭り公式ホームページ
伊那谷新酒祭り
4月の桜が満開になりそうな土曜日。伊那市・春日城址公園にて開催。
地元の酒蔵による、新酒の発表会。
山寺のやきもち踊り(伊那市山寺区八幡社・白山社合殿)【県選択無形民俗文化財】
4月15日に近い日曜日
4月の例祭に合わせ、一同が紋付羽織・袴・白足袋で着席し祝宴が行なわれる。
さらにこの後に「やきもち踊り」が行われるのだが、踊り終わると皆は先を争って鳥居の外へ走り去る。
これに遅れると悪い疫病にとりつかれるとされている。
長谷村の中尾歌舞伎(長谷村中尾)【伊那市無形民俗文化財】
4月・春と11月・秋の定期公演があり、おひねりが盛んに飛ぶ。
江戸時代からの歴史があったが、太平洋戦争と共に自然消滅した。
昭和61年に地域の若者たちがお年寄りの指導を受けて復活上演している。
平成8年には中尾座が完成し、その柿葺落に歌舞伎俳優の十二代・市川團十郎丈の舞台で話題となった。
~夏~
スーパーエンデューロ・イン天竜(伊那市役所西側・天竜川中州)
5月下旬~6月上旬
天竜川の中洲で繰り広げられるモーターサイクルイベント。地元のバイク店有志でつくるが毎年行っています。
オフロードバイク約90台がエントリーし、4つのクラス別に分かれて2時間の耐久レースに挑みます。
全国からトライアルライダーが集います。
実行委員会事務局サイト
しんわの丘ローズガーデン(伊那市高遠)
6月
約8,000平方メートルの敷地に128種類、約2,600本のバラが植えられ、赤・黄・白・ピンクなど、幾種類ものバラを鑑賞できます。
高台にある園からは、眼下の町並みと遠くに中央アルプスを望むことができます。
伊那市観光協会 http://inashi-kankoukyoukai.jp/
坂下神社の茅の輪くぐり(伊那市坂下神社)
6月下旬の恒例神事。
今年半年の罪や汚れを落とし、後半の半年の無病息災を祈る神事として例年行なわれています。
地区住民らが、萱を束ねて作った茅の輪は1週間ほど坂下神社に設置されており、
誰でもくぐることができます。
長衛祭・南アルプス開山祭(長谷村北沢峠)
7月
南アルプスの登山道開拓と山小屋の整備に貢献した「竹沢長衛」翁を偲ぶとともに、
南アルプス登山の開山を祝う祭です。仙丈ケ岳(3033メートル)などへの本格的な登山シーズンを迎えます。
伊那市観光協会 http://inashi-kankoukyoukai.jp/
伊那まつり・伊那まつり花火大会
8月の第1週の土・日の2日間。
伊那最大の夏祭りでビッグイベントです。以前は「勘太郎祭り」と呼んでいた時代もありました。
土曜日は踊りの参加連100組によるパレード「市民踊り」、日曜日が花火大会となります。
伊那市観光情報、イベントページ http://www.inacity.jp/kankojoho/event_kanko/index.html
天竜川の精霊流し大法要(伊那市坂下区)
8月16日
伊那仏教会と、坂下区商工会とが協力して毎年行っています。
伊那市内の新盆の家族を中心に、先祖代々の霊や戦没者の霊を供養しようと、灯篭を流して霊を供養します。
「サンヨリコヨリ」七夕祭り(伊那市美篶)
8月・七夕
伊那市美篶、富県に伝わる七夕祭りである。両地区の保育園児、小学生ら計約180人が参加し、
市内2個所で「サンヨリコヨリ」と言いながら3周し、持っている七夕飾りで円陣から逃げる鬼男をたたいて追い払う
などの奇祭。「サンヨリコヨリ」は、厄病を払う神事の掛け声からきているという。
田畑神社の振りまんど(南箕輪村田畑)
毎年のお盆の伝統行事
「振りまんど」は、13日に迎え火として、16日に送り火として行われている地域の伝統行事です。
わらを束ねてひもで縛り、邪魔な部分をハサミで切り落としてまんどを作ります。
田畑地区の6年生と保護者が参加して、毎年まんど作りを教わります。
大芝高原まつり(南箕輪村大芝高原)
毎年8月20日以降の最初の土曜日
上伊那の夏の終わりのお祭りとして有名です。パレードやフリーマーケットをはじめ、様々なイベントが行なわれます。
クラシックカーフェスティバルやコンサートのほか、露店も多数並びます。
夜は壮大な花火大会が高原の湖畔を明るく照らします。
大芝高原 http://oshiba.jp/
~秋~
高遠城下まつり
9月に開催。
市民参加によるイベントと、高遠町民による高遠音頭などの踊り。
殿村八幡宮の奉納相撲(南箕輪村南殿)
10月・秋の例大祭
殿村八幡宮秋の例大祭恒例の奉納相撲大会であり、50名ほどの豆力士たちが力強い取組みを披露する。
春日神社秋の例祭(伊那市西町)
10月・秋の例大祭
伊那小学校5・6年生の女子児童九人による浦安の舞が奉納される。
巫女の衣装に身を包み、扇や鈴を持って、平和を祈る踊りを厳かに披露する。
大芝高原イルミネーションフェスティバル(南箕輪村大芝高原)
10月
約1ヶ月間の期間中、午後6時00分より午後10時までの時間帯に行なわれます。
日照時間が短くなる10月は、夜になると気温もグッと下がります。
冷えた空気に浮かぶイルミネーションの輝きが大変きれいです。
大芝高原 http://oshiba.jp/
諏訪神社御柱(伊那市西春近諏訪形)【伊那市の無形民俗文化財】
(7年に一度)10月
諏訪大社の御柱祭りの年には、県内各地でも春に御柱祭が行われるが、諏訪形の御柱は秋に行われるのが特徴
である。御柱祭と里曳きで行われる騎馬行列は、伊那市の無形民俗文化財に指定されている。
行者そば祭り(伊那市荒井・内ノ萱スポーツ公園)
10月
奈良時代に行者がそばを伝えたという言い伝えにちなんだ「行者そば祭り」が例年開催されます。
行者そばは、辛味大根のおろし汁に焼きみそを入れる「からつゆ」が特徴で、約1300年前に駒ケ岳に修行に向かう行者が
内ノ萱でもてなしを受け、礼にと一握りのソバを置いていったという言い伝えからこう呼ばれます。
秋は実りのみはらし祭り(伊那市みはらしファーム)
11月3日~
南アルプスの山々を一望する体験型農業公園「みはらしファーム」では、とれたて新鮮野菜・果物や、
農産物加工品を販売します。そのほかにも楽しいイベントが盛りだくさん行なわれます。
みはらしファーム http://www.dia.janis.or.jp/~miharasi/
ローメン
伊那に来たらローメン
羊の肉と蒸した固めの中華麺を独特のスープでキャベツ、キクラゲなどと共に煮込んだローメンは、伊那市で生まれた自慢の味。
現在、上伊那地方ではおよそ90軒の店のメニューに入っています。
伊那市へ帰省したら必ずローメンを食べるという人も多く、故郷の味として定着しています。
ソースカツ丼
伊那でカツ丼と言えば、いわゆるソースカツ丼が「普通」です。
昨今では、県内に限らず隣の県でさえも、「名物ソースカツ丼」というのぼり旗を見かけますが、
ソースカツ丼には、ソースカツ丼の文化があるのです。
馬刺
伊那谷では、昔から馬肉料理に親しんでいました。代表的な料理は「馬刺」と「おたぐり」です。
馬刺は、おろししょうがと醤油で食べる馬肉の刺身。馬刺しは赤身ですので非常にヘルシーです。
一度食べたら忘れられないおいしさです。
おたぐり
「おたぐり」は、馬のモツを信州味噌でじっくりと煮込んだ郷土料理です。
馬の長い腸をたぐる動作から、その名が付けられたとされています。
酒のつまみとして、市内の多くの居酒屋で出してもらえます。
ざざむし
ざざむし(ざざ虫)とは、天竜川に住むカワゲラ、トビケラ等の水生昆虫の幼虫です。
伊那谷では、貴重な蛋白源として、幼虫を食用とする食文化がありました。
秋には蜂の幼虫(蜂の子)を佃煮や揚げ物、味ご飯などにして食したり、いなごを佃煮して食べる文化が今でも残りますが、
ざざ虫を食するのは伊那市周辺の限られた珍しい食文化です。現在では珍味として、主に佃煮にされることが多いようです。
高遠まんじゅう
歴史の町・高遠といえば天下一の桜と「高遠まんじゅう」。
江戸時代将軍に献上した饅頭でもあり、市内の多くの和菓子店で作られている。
伊那には3つの公共の日帰り温泉施設があります。
休日にゆっくりと疲れを癒せるのも、伊那の特徴です。
羽広温泉・みはらしの湯(伊那市西箕輪・みはらしファーム内)
入館料/一般(中学生以上)500円
http://www.ina-city-kankou.co.jp/cms/modules/tinyd6/
※隣の羽広荘も入浴可能です。
大芝の湯(南箕輪村・大芝公園内)
入館料/大人500円
http://oshiba.jp/
※隣の大芝荘も入浴可能です。
高遠温泉・さくらの湯(伊那市高遠町)
日帰り入浴/大人800円
http://www.ina-city-kankou.co.jp/cms/modules/tinyd1/
※近くの高遠さくらホテルでの入浴も可能です。